ヒゲGサークル
これから 1 コラム集


9,手を挙げて 
 
                 
最近になってよく新聞・TVなどのマスコミで、取り沙汰されるようになった児童虐待問題。
子どもの虐待死の報道を見ている親たち。
特に子育て真っ最中の母親たちの中には、ショッキングな出来事のために、
不安に思う人たちが多いのではないかと思います。

しつけと虐待
この言葉の狭間で揺れ動いている両親にとっては、世間の目が気になるところでしょうね。
思いあまって子どもに、手を挙げてしまう衝動にかられることもあると思います。
けれど、もし、手を挙げてしまった場合は習慣化しないように子どもを優しく抱きしめることが必要でしょう。行き過ぎる暴力は、「しつけという名の虐待」につながっていきます。子どもに対して、手を挙げてしまったことに動揺し後悔している人たちは、児童相談所かカウンセリングに行って,心の中に溜まったうっぷんを話して下さい。

身体的暴力(体罰)の他は、言葉による暴力・無視・育児拒否・兄弟差別・性的行為などがあります。特に児童虐待防止法が国会に通り、第3者からの通告義務や身体的虐待に対して罰の強化が強くなっていく方向にあります。
それによって、虐待を行っている親はより密室での虐待や、人の目に見えない場所に青あざ・たばこの火を押しつけたやけどの後などの虐待行為をする恐れがあるとヒゲGは危惧しています。もちろん,虐待によって生死の危険があるケースは,第3者の緊急介入は仕方がありません。このままの状態でいけば、言葉による暴力が、これから多くなっていくことになるかもしれません。

『親の背を見て子は育つ』という言葉があります。
親の行なっている色々な事柄を、子どもたちは真似をしながら育っていくベースのようなものです。その他には『かえるの子はかえる』と言うことわざもありますね。
医者の子は医者とか、大工の子は大工職人になるケースが多いのではないでしょうか。
これらの言葉には良い面のあれば、良くない面もあると思います。
厳しく育てる(体罰)しつけを受けている体験のある親は、子どもに対しても厳しく育てられるでしょう。一部の人は「しつけという名の暴力」に変化していく親もあるように思います。親の愛を与えられていない子どもは、親になった時に子どもにどのように接していけばいいのかわからない人も中にはいるでしょう。
虐待を受けて育った子どもたちの中には、親になった時に子どもに対して虐待は決してしないと思っていた。けれど、無意識に子どもに対して手を挙げている自分に、気がつき。自分自身を攻めている親たちも多くおられるでしょう。

大事なことは、気がつくことだと思う。感じることだと思う。
気がつくこと,感じることで、その後の色々な対処方法があるはずです。
まずは自分の心の内に溜まっているストレスをはき出せる居場所を探すことです。
今、自分で出来ることからチャレンジしてください。
色々なしがらみや,目に見えない心のくさりからの解放を願ふ。

参考資料 虐待当事者の会 講演で感じて書いたコラム
  
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